概要
FPGAにおける信号生成の流れを以下に示す. なお, あくまで概念図なので実際の実装とは都合により異なる.
まず, CPUから送られてきたデータはすべてMemoryモジュール内のBlock RAM (BRAM) に格納される.
STMモジュールは一定のサンプリングレート () で振幅/位相データをBRAMからサンプリングする.
その後, 振幅データはModulationモジュール内で変調データと掛け合わされる.
続けて, 振幅データはSilencerモジュールにより静音化処理 (急峻な変化を抑える処理) が施され, Pulse Width Encoderモジュールでパルス幅に変換され, 最後にPWMモジュールに渡される.
位相データはPhase Correctionモジュールにより, 固定の位相が加算された後, Silencerモジュールに渡された, 最後にPWMモジュールに渡される.
最後にパルス幅/位相データからPulse Width Modulation (PWM) 波形の出力が計算される.
以下に, 各モジュールの解説をしていく. なお, 説明の都合上, 信号の流れる順とは異なる順序で説明する.