これは開発版のドキュメントである. 内容は次のリリースまでに変更される可能性がある. 最新のリリース版は 0.6.x を参照.
逆フーリエ変換
ここでは, 逆フーリエ変換を用いた方法を示す. これもSDKには実装されていないが1, 参考のために載せておく.
この手法では, フェーズドアレイが2次元平面グリッド上に配置されている場合を考える. また, 焦点もこのアレイに水平な面内に配置されており, アレイ表面から十分離れているとする.
このとき, xy平面上の振動子を添字
とする. また,
を満たすと仮定する.
この時,
となる. ここで, 最初の近似をFresnel近似, 最後の近似をFraunhofer近似という. さらに,
と近似する. これを近軸近似という.
これらの近似を用いると
となる.
最後の総和はフェーズドアレイ表面の振幅位相パターンの2次元離散フーリエ変換にほかならない. したがって,
となる.
この場合の計算量は, アレイが
Footnotes
Section titled “Footnotes”-
基本的に, この手法で得られる音場が弱い, アレイと目標音場がそれぞれ平面的である必要がある, 目標音場の指定が面倒, といった問題点があり, 実装に見合った利得がないため. ↩